人は生きるように運転する⁉

どういう意味？って思ったでしょうか。簡潔に言うと、「生活態度が運転にも影響を及ぼす」ということです。

交通心理学の本を読んでいると出てくる有名なフレーズの一つです。カナダの精神医学者が交通事故を繰り返す人を研究した結果です。優良ドライバーの特徴を示されているので、以下にご紹介します。

⑴家庭的に安定している。
⑵両親の離婚率が低い。
⑶争いを好まない。
⑷全体的に内気で物静かであり、遠慮がちな性格である。
⑸学校で無断欠席をしたことがない。
⑹職務は長期間にわたって安定している。
⑺職場では穏やかで、振る舞いは控えめである。
⑻庭いじり、スポーツ、教会活動などに幅広い関心を示す。
⑼飲酒はほどほどで規律を守る。
⑽他人の福祉に関心をもつ。
⑾時には融和した人間関係をつくりにくく、運転中には会話をしないこともある。
⑿他の運転者や通行人に対して礼儀正しい。
⒀いつも車はきれいで、車の形は控えめである。　　出典：商人舎

人の性格や環境は千差万別で、社会はいろんな人で成り立っています。決して、そうでない人たちを否定しているわけではありません。上記に当てはまらない人でも、愉快で楽しくて魅力的な優良ドライバーをいっぱい知っています。あくまでも、一つの資料として取り上げたにすぎません。ご理解ください。

しかし、どんな人であれ一旦事故を起こせば、ドライバーはそれなりの代償を払わなければなりません。人の命を奪ってしまうかもしれません。そう考えると、クルマを運転する限り優良ドライバーであることがスタンダードなのは間違いありません。

上記に当てはまらない人にとっては、今更どうしようもないと思われる項目もあるかもしれません。また、上記の特徴は性格的な部分が大きいので、生活態度や考えをあらためれば事故を起こしにくい人になるのかどうかはよくわかりません。

ですが、私も若い頃は、ほとんど当てはまらない人間でした。今では私も年を重ねて、すべてではありませんが、いくつか当てはまるようになっています。

「人は生きるように運転する」をいつも思い出して、あなたには是非、優良ドライバーにふさわしい人になってほしいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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