脱ペーパードライバー:車の運転で本当に大切なこと

初心者やペーパードライバーなど運転に慣れていない人は、運転することに恐怖を感じていることが少なくありません。

もちろん、車の運転は一歩間違えれば大事故につながることもあります。でも、運転できるということだけを考えた場合、決して難しくはありません。免許取得後ほとんど運転経験のない、10年以上のペーパードライバーでも、2日(約4時間)もレッスンを受ければそれなりに運転できるようになります。※駐車レッスンを除いての時間です。

本当に怖いのは慣れからくるものです。ある意味人間の性かもしれません。最初の頃は怖くて仕方がなくて、めちゃくちゃ緊張して運転していたのに、慣れてくるとつい手を抜いてしまうようになります。

手を抜くだけでなく、自分の運転を過信するようになってきます。私も昔はそうでした。しかし、いくつものヒヤリハットを経験するうちに、少しずつですが、より慎重に運転するようになってきました。

慣れないうちは、ほかのクルマに迷惑をかけることが多々あるかもしれません。でも、その過程は誰もが通る道であり止むを得ないことです。

もちろん、それなりに運転できるようになるためには経験の積み重ねが欠かせません。しかし、その道程は決して遠いものではありません。

あなたが思うより低いハードルを越えることが第一歩ではありますが、本当に大切なことも同時に覚えていく必要があります。

運転にはどんなリスクが潜んでいるのかを学び、経験していくことで、よりいっそうの自信と謙虚さ、本当の安全運転が身に付いていきます。

「安全運転なら知ってます。自動車学校でも教えてくれますよ」、もちろんです。しかし、自動車学校での安全教育は必要最小限の安全指導です。初心者が関わる死亡事故は決して少なくありません。

免許を受けて運転する以上、その責任は初心者も熟練者も同じです。事故のとき、初心者だからといって大目に見てもらえるわけではありません。

交通死亡事故の大半は、普通の人が普通の運転をしている(と思っている)ときに起きています。現在の交通システムは不完全なものです。普通の運転をしていては、いつか大きな事故を起こしてしまいます。

偉そうにこんなことを書いている私もミスをします。今でもヒヤリハットは皆無ではありません。こんなに多くの経験してきても、まだミスやヒヤリハットがあることを考えると、どんなにベテランになってもこれで完璧という境地には決して届かないものだと思っています。大きな事故を起こしていないのは本当に運がいいだけだと思っています。

実際の交通事故は、縁石に接触する程度から死亡事故まで、その程度は0か1ではありません。安全運転していれば、ぶつかるところがヒヤリハットで済んだり、死亡事故になるところが大ケガで済む確率が高くなります。

安全運転に関心のない人は、運転はしないほうがいいと思っています。運転技術と高度な安全意識、この二つはクルマの両輪です。どちらが欠けても安全に運転することはできません。このことは覚えておいてほしいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

岐阜・愛知 運転初心者・ペーパードライバー出張講習 Reリーフ

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