脱初心者:非常時のために車に積んでおきたいもの

通常は必要のないものでも、非常時のために車に積んでおきたいものがあります。いくつかご紹介します。

緊急脱出ハンマー

川の氾濫や海や川への転落により、車内に閉じ込められるという事故が時々発生しています。水没した時は水圧でドアが開かなくなると言われています。もしそのような事態に遭遇した時には、まずはシートベルトを外し、水圧が落ち着くまで浸水するのを待ってドアを開けて脱出します。一般的に、水がドアの半分くらいになればドアを開けられると言われています。ベルト外しが先なので忘れないでください。

それで脱出できればOKなのですが、シートベルトがロックしていると外すことができないこともあります。水没によって電気系統が作動しなくなり窓が開かないこともあります。ドアが開かないときは、窓から脱出します。そんな時に役に立つのが脱出用のハンマーです。ほとんどの脱出用ハンマーにはベルトカッターも一緒になっているので最初にベルトを切断し、ハンマーで側面か後ろの窓を割って脱出します。

フロントガラスはひびが入るだけなのでダメです。ハンマーを当てる位置はサイドウィンドウの四隅が割れやすいので覚えておきましょう。

ハンマーはベルトカッターの付いたものを購入し、手の届くところに設置します。また、安心できるものを使用しましょう。ときには、リコールの情報もあるのでときどき確認することも大切です。

三角表示板(停止版)

高速道路上で故障や事故などにより駐停車する場合には、後続車両に自車の存在を知らせるために三角停止板か停止表示灯を設置することが交通法規で義務付けられています。

車載していなくても違反ではありませんが、いざという時に設置しないと点数は1点、反則金6千円となります。なにより、後続車の追突を防ぐためなので、是非車載しておきたい装備です。

通常トランクの中に入れておくことになりますが、万が一の時には簡単な組み立てが必要となります。また、停止車両の50m以上後方に設置することが推奨されています。危険な状況でそれらを行うことに少し抵抗があるかもしれませんが、二次災害を防ぐための措置です。それでも設置に危険を感じるときは無理をしないという選択も有りです。6千円のために命はかけられませんからね。

事故発生時のマニュアル

万が一の事故に備えて、マニュアルを積んでおきましょう。ちょっとしたメモで大丈夫です。以下に一つの例をご紹介します。

〇人命救助が最優先、110番・119番へ連絡

〇事故相手の情報を確認、免許証内容、勤務先、連絡先等、スマホで写真を撮ることも有効

〇場合によっては、目撃者の協力を得る

〇保険会社の連絡先(事故現場でアドバイスをしてくれます)

〇ドライブレコーダーの電源を抜く、もしくはSDカードを抜く

簡単なメモですが、事故の時は何かとパニックになっていることが多いので、簡単なほうがかえって有効です。こういったメモがあれば少しは冷静に対処できるかもしれません。

以上三つをご紹介しましたが、どれもそれほどお金のかかることではありません。今からでもすぐに用意することをお勧めします。特に③の事故の時のマニュアルは全くお金がかかりません。しかも一番利用する可能性の高いものです。私も家族には自作のマニュアルを渡してあります。

①と②は収納場所や使い方を一度確認しておきましょう。どれも使用する状況になってほしくありませんが、安い保険と思って是非とも車に積んでおくことをお勧めします。

その他にも、防災品としてライトや毛布などを積んでいる人もいます。自分なりにいろいろ準備しておくのもいいかもしれませんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

岐阜・愛知 運転初心者・ペーパードライバー出張講習 Reリーフ

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