脱ペーペードライバー:練習に簡易補助ブレーキを使う(商品の紹介と比較)

自動車学校の教習車には、助手席に専用のフットブレーキが付いていて、万が一の時は指導員がそのブレーキを操作して車を止めてくれます。ペーパードライバーが自家用車などで練習するときは、そんなブレーキは付いていないので、隣に教えてくれる人がいても、いざという時には対応できません。これでは本人も助手席の人も安心して練習なんてできないかもしれません。

でも大丈夫です。フットブレーキにスティックを取り付けて、助手席からそのステッキを手で操作してブレーキをかけることができる「補助ブレーキ」があります。現時点では2種類あって、どちらもネットで購入することができます。それぞれの特徴をご紹介します。

「ブレーキヘルパー」

こちらは、出張型のペーパードライバー講習などでよく使用されている補助ブレーキです。

上がステッキで、下がブレーキにかぶせる金属板
ステッキだけで80センチくらいです
助手席からブレーキを手で操作
使用にあたっての注意点

使ってみた感想

ブレーキの利き具合は全然問題ありません。慣れていない人がいきなり使うと少し効き過ぎるかもしれませんので、何度か試してみることをお勧めします。

ブレーキペダルに金属板をかぶせて、マジックテープを巻きつけて固定するタイプですが、足元の狭いスペースでの作業となるので、ちょっとだけ手間がかかります。注意点にもあるようにしっかりとマジックテープで固定する必要があります。

ステッキ先端内のピンと、金属板から出ている袖の切り欠きをしっかりとハメないと使用中にすっぽ抜ける恐れがあります。一旦袖プレートをステッキ先端に差し込んでから、ピンと切り欠きの位置を合わせてステッキをひねると使用中は外れないようになっています。ピンと切り欠きの位置関係によっては簡単に外れてしまうので、使用前に上に引っ張ってみるなどしてしっかりと確認してください。

ちなみにこの製品は、形状の関係で右ハンドルの車両にしか使えないのでご注意ください。

金属プレートの袖にある切り欠き
ステッキ先端のピン

個人的には鞄に入れて持ち運びができるのでとても便利です。意外と高価なので自作しようとも考えましたが、安心を考えて購入に至りました。自信をもってお勧めできます。

ここで購入できます。https://baja-air.com/

「ウィングブレーキ(wingbrake)」

こちらの補助ブレーキは韓国製品となります。少数派ではありますが、「ブレーキヘルパー」同様にペーパードライバー講習に使用されています。

※最近は、取付の簡単さもあって私はこちらをメインに使用しています。車の構造上取り付けられないときは「ブレーキヘルパー」を使用しています。

端から端まで約93センチ
ここから押し込んでペダルの支柱を挟み込みます
ワイヤは手元のレバーにつながっています

先端の部分でブレーキペダルの支柱をグリップするタイプです。ワンタッチで先端を押し込めば、逆止弁構造になっているので外れません。外すときは、下の写真に映っている小さなレバーを手前に引くと逆止弁が開いて外すことができます。このレバーはバネによって元に戻ります。

レバーを引いたところ
ミラーの支柱にひもをかけて本体をぶら下げる
ぶら下げた状態

使ってみた感想

「ブレーキヘルパー」との比較では、構造上、同じ力を入れた場合、若干ですが効きが甘いです。ですが、そもそも「ブレーキヘルパー」は効き過ぎるので、こちらでも全く問題はありません。普通の大人の力なら、力不足でブレーキが利かなかったなんてことにはならないので安心してください。

こちらは、付け外しがワンタッチなので楽です。外すときはちょっとだけコツがいりますが、たいしたことありません。

デメリットと言えば、折りたたむことができないので持ち運びが面倒なことです。あと、しいて言えばルームミラーに引っ掛けたひもが、やや視界の妨げになるかもしれません。

こちらはメーカーのホームページです。http://www.wingbrake.com/ab-japan_home  

購入に当たっては、在庫切れのこともあるので、商品名を入れてググってみることをお勧めします。

まとめ

補助ブレーキは、ペーパードライバーの練習にはとても役に立つものです。もちろん私も使用しています。どちらにも一長一短があって迷うところですが、持ち運び簡単の「ブレーキヘルパー」、簡単取付の「ウィングブレーキ」と言ったところでしょうか。

肝心なお値段ですが、この記事を書いている時点で、ブレーキヘルパーが3万円強、ウィングブレーキが3万円弱(以前は1万円くらいだったのに)です。ちょっと痛い出費ですね。できればメルカリやヤフオクで中古が出るのを待ってもいいかもしれません。もちろん、ペーパードライバーを卒業したら必要なくなるので、新品を購入してその後メルカリで売るという手もあります。

どちらも手でブレーキをかけるタイプですが、足でブレーキを踏む我々には少々慣れが必要です。必ず、助手席のアドバイザーは安全な場所で少しテストをしてから使ってください。どちらも想像するよりもよく効くと思います。

あなたも補助ブレーキがあれば安心して練習できますね。頑張ってください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

岐阜・愛知 運転初心者・ペーパードライバー出張講習 Reリーフ

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