脱ペーパードライバー:ヘッドライトはいつ点灯する?
令和3年11月末の記事に加筆・訂正したものです。
9月も下旬になると、17時30分を過ぎるころにはかなり暗くなっています。本日(9月27日)の日の入りの時間は、私の居住地で17時43分です。天候にもよりますが、今日はちょっと曇り空なので17時過ぎにはヘッドライトを点灯しました。
夕暮れ時は、ライトを点けている車と点けていない車が混在するとても危険な時間帯です。実際に事故も多い時間帯です。
暗くなってきたらヘッドライトを点けるというのは当然のことですが、それ以外の場面でも積極的にヘッドライトを点灯しましょう。
法規的には、日の入りの時間を点灯のタイミングとしています。このことは朝の日の出にも当てはまります。少なくともこのことは厳守しなければいけません。
しかし、より安全に運転するには、法規以上の備えが大切です。 たとえば、雨降り・夕暮れ・トンネル・地下駐車場などでは積極的にライトを点灯する必要があります。
雨降りのときは、いつも以上にあたりが暗くなっているのに加えて、ウィンドウの水滴が視界を悪くしたり、雨のカーテンが見通しを悪くします。特に夜間の雨降りは、街灯や他のクルマのライトが道路に反射して明るく感じ、自分のヘッドライトが点いていないのに気が付かないことさえあります。
夕暮れ時も同様で、毎日、同じ時間に同じ明るさとは限りません。また、明るいトンネルや地下駐車場では、ライトを消していても自分からは通路や対向車がはっきりと認識できるからでしょうか、ヘッドライトを消したまま走っているクルマも少なくありません。
そのような状況で積極的に点灯するのは、前方を良く見えるようにするというより、自分のクルマの存在をほかの車から、あるいは歩行者や自転車から自車の存在を認識してもらうためです。オートバイが明るい昼間から点灯して走っているのはそういう理由からなんですね。なので、トンネルや地下駐車場では必ず点灯するというのを習慣にしてください。
でも屋外の場合、どれくらい暗くなったら点灯するのか迷うかもしれません。 屋外の場合、周りのクルマが点灯していないのに、自分だけヘッドライトをつけるのは気が引けると言うのも理解できます。
そんなときは、日の入り時間の30分前というのを一つの目安とするといいでしょう。そのほかにも点灯しているクルマを一台でも見つけたら、自分も点灯するとしてもいいでしょう。
夕暮れの初めには、人によってはヘッドライトをいきなり点けないで、第一段階としてスモールライトを点けることもあります。また、最近は昼間でも常時LEDライトを点けて走っているクルマも見かけます。どちらも他からの認識度は上がります。しかし、ヘッドライトの目立ち度はスモールライトとは比較になりません。いっそうのことヘッドライトを点けてしまうのが賢明です。
一つ覚えておいてほしいことがあります。対向車や先行車がいる場合には、ヘッドライトは近くを照らす「近目」(ロービーム)にして、そうでないときは積極的に遠くを照らす「遠目」(ハイビーム)にすること。ハイビームがスタンダードです。
「近目」・「遠目」の切り替えは面倒ですが必須です。その対策として、最近のクルマにはライトのレバーに「AUTO」(オート)(点灯・消灯・近目・遠目の自動化)機能が付いているので、積極的に利用してもいいと思います。
ただ、オートの場合、前方に街灯などがあると照度センサーの関係でハイビームにならなかったり、車種にもよりますが、かなり薄暗くなるまで点灯しないものもあるので、そんな場合は、普段はオートにして、状況に応じて切り替えるというやり方がいいかもしれません。
ちなみに私の場合、高速道路(自動車専用道路)ではトンネルの出入りを考えて「AUTO」にしていますが、一般道路を走るときは周りの状況に応じて手動で点灯しています。特に夕方の時間帯は早めに点灯したいというのと、やはり街灯などの影響でハイビームにならないことが多々あるからです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
岐阜・愛知 運転初心者・ペーパードライバー出張講習 Reリーフ