脱ペーパードライバー:駐車場は事故多発地帯

前職で安全運転管理者をやっていましたが、そのときに感じたのが、コンビニなどの駐車場での事故が多いことでした。駐車場での事故なので、スピードが出ているわけでもなく、大破になるような事故ではありません。しかし一度接触事故を起こせば、警察を呼んだりとか、何かと面倒なことになるのは間違いありません。

コンビニなどでは、道路から入って、そのまま前向きにクルマを駐車することも多く、そんな時、帰りはバックすることになります。多くの接触事故はそのバックのときに起きています。

※コンビニの駐車に特化した記事をこちらで紹介しています。

自分がバックしているときにぶつかる相手とは、同時に駐車場から出ようとしているクルマ、新たに駐車場に進入してきたクルマ、混雑のため決められた枠外に停まっているクルマ、駐車場内にある電柱などでしょう。特に土日は、親と一緒に買いものに来た子供の飛出しなどにも要注意です。

こういった状況ではミラーだけでなく、しっかりと後ろを振り返って広い範囲を目視をしてください。後退しながらの確認が難しいときは、何度もクルマを停止させながら目視してください。時には、コンビニのウィンドウが自車の背景を映してくれます。大いに活用しましょう。また、後ろを振り返りながらのブレーキは、アクセルとブレーキを踏み間違える恐れもあるので、十分な注意が必要です。

一方、最近のクルマは、後退時にリアカメラの映像を運転席に写しだしてくれるのが一般的になりつつあります。そのカメラ映像によっては、かなりの広範囲を映し出してくれるものもあり、カメラ映像に頼り切ってはいけませんが、ルームミラー・ドアミラーと同様に、あなたの死角を大いに補ってくれます。

リアカメラは、新車の時だけではなく、後からでも取り付けることが可能です。機種によっては、映像に車幅や後部の限界などを示すラインが描かれていて、中にはハンドルの向きに応じて、自車が進む方向を示してくれるのもあります。購入の際には、是非その映像も確認しておきたいところです。 初心者もベテランも是非装備したいものの一つです。

また、混雑したスーパーなどの大きな駐車場では、スペース探しに一生懸命で安全がおろそかになることがあります。スペースを見つけたからと言って、椅子取りゲームのように急いで駆けつけてはいけません。そんな時こそ十分に注意しなければなりません。

そしてもう一つ、もっと重要なことがあります。駐車場から一般道路に出るときです。こちらは大事故につながる事も多く、実際に死亡事故も起きています。

道路に出る際には、車はもちろんのこと、左右から来る歩行者、自転車、バイクなどにも十分な注意が必要です。特に自転車やバイクは影が小さくて目立ちにくく、スピードも速く、あっという間に近づいてきます。頭を切り替えて、一旦停止表示のある交差点と考えましょう。

普段は注意していても、たまたま急いでいたとか、他ごと考えていたとかいう時に事故は起きがちです。

駐車場では、スピードが出ていないことやスペース探しなどで安全運転の緊張が途切れがちです。一般道路とは違った注意点があることを忘れないでください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

岐阜・愛知 運転初心者・ペーパードライバー出張講習 Reリーフ

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