脱初心者:サンバイザーって何?使い方とその注意点
サンバイザーとは、フロントガラスの内側上部に運転席と助手席にそれぞれ一枚ずつある、太陽のまぶしさを防ぐための可動式の板のことです。通常は天井に向けて固定されています。簡単な固定機能があるものとないものがあります。
これ自体は、ほとんどの人が知っていると思いますが、あると無いとでは大違いで、安全上必要不可欠なものとなっています。
使い方はいたって簡単で、手動で降ろして、太陽を隠すように位置を調整すれば大丈夫です。横方向にも動かすことができるので、横からの直射日光も遮ることができます。
直射日光だけでなく、サングラスと同じように、まぶしいと感じたときは積極的に使うことで目の疲労が軽減されます。ただ、サングラスは直射日光を遮るには少々物足りないので、その点ではサンバイザーにはかないません。
ただし、注意したい点があります。一つは、当たり前のことではありますが、サンバイザーを降ろすとその分視界が狭くなることです。たとえば、信号機などは上のほうに設置されているので、バイザーの使い方によっては隠れてしまう恐れがあります。
太陽がちょうど隠れるくらいの所まで降ろして、できるだけ前方の視界を広くしておくのが通常の使い方です。
ただし、太陽の位置があまりにも低い位置にあって、サンバイザーを降ろしても直射日光を隠し切れないような場合もあります。そんな時は、太陽を直視しないようにすることで対処します。
そして万が一、万が一でもないのですが、太陽が信号と重なって信号が見えなくなったときは、直接手で太陽光を遮ったり、頭を移動させて見る角度を変えるなどして確認するようにします。
また、サンバイザーを降ろす動作は片手でできますが、ほとんどが運転中になります。そのためハンドル操作がおろそかになる恐れもあります。
実際の道路では、トンネルを出た瞬間、方向を変えた瞬間、坂を越えた瞬間など、突然、太陽が目の前に現れて、視力を奪うようなこともあります。あわてないようにあらかじめ降ろしておくことも有効な使い方となります。
もし、あなたが、これまでにドライバーとして一度も使ったことがないのでしたら、まぶしくなくても、片手で降ろす練習と見え方のテストを兼ねて使ってみてください。
慣れてくると、先の道路に映る影などから、もうすぐ太陽が見えてまぶしくなるというのがわかって、事前にサンバイザーを降ろすことが出来るようになります。
サンバイザーには、駐車券を挟むことができるようにちょっとしたベルトや溝があったり、下のアイコン写真にもあるように、バイザーの裏にはほとんどの車種でライト付きのミラーが仕込んであり手鏡として使えます。女性にとっては何かと重宝するかもしれませんね。もちろん走行中はだめですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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