高速道路を利用するときに気を付けたいこと
高速道路走行については、以前に2つの記事でご紹介しました。1つ目は主に目線について、2つ目は合流についてでした。今回は、その2つを踏まえたうえで、さらに安全に快適に高速道路を利用できるように、テクニックではない内容をご紹介します。
ETCカード挿入忘れに注意
最近はほとんどの車にETC車載機が付いていますが、もしあなたがETCを利用されるのなら、必ずETCカードが挿入されていることを確認してください。
そんなこと当たり前のことと思われるかもしれませんが、カードの入れ忘れでゲート前で立ち往生しているクルマをよく見かけます。もしあなたが同じような状況になったら、その時点でカードを挿入しても間に合いません。インターホンで係員の指示に従いましょう。当然、足止めを食らった後続車は少し苛ついています。
初めての場合、ETC車載機の場所がわからないことがあります。グローブボックスの中、ダッシュボードの下部など、これもまちまちなので、いざという時に慌てないように確認しておきましょう。
新しく作成したETCカードなら有効期限は問題ないはずですが、ちょっと前に作成してしばらく使っていない場合もあります。念のため、有効期限は確認しておきましょう。
車種によっては、カードが挿入されていると、フロントガラスに張り付けられたセンサーのLEDが点灯するタイプのものもあるので、一つの目安になります。
カードの挿入に当たっては、差し込む向きと裏表があるので注意が必要です。つまり差し込み方は4通りあって、正しいのは1つだけなので、確認しておきましょう。ちなみに間違って挿入された場合にはエラーとなるのでわかります。
また、ゲートを通過しようとするあなたの前のクルマが、ひょっとしたらカードを入れ忘れている可能性もあります。そんなときはゲートが開かないので、ほとんどの車が急停車します。なので、ゲート直前では特に前車への追突に注意することも大切です。
もちろん、逆も真なりで、あなたがカードを入れ忘れてゲート直前で急停車すると、後ろから追突される可能性があるということです。
事故渋滞で何時間も車内で過ごすことに
高速道路は、いったん事故が発生すると、いとも簡単に渋滞します。事故でなくても帰省や、時間帯や場所によって常に渋滞する箇所もあって、高速道路に渋滞は付き物です。
一時的な短い区間だけの渋滞ならいいのですが、事故などで渋滞になった場合には、最悪何時間も車の中で過ごすこともあります。その時のために、高速道路を走るときには必ず事前にトイレを済ましておくことです。そして、ガソリン残量にも注意が必要です。
私の経験ですが、事故渋滞で3時間ほど車の中だったことがあります。断続的にゆっくりと進むのですが、その間サービスエリアもなく、ところどころで子供が親に連れられて路肩で用を足しているのも見かけました。
大人はそういうわけにもいきません。万が一のために、車内用の簡易トイレもあるようですが、不安な人はそれを積んでおいてもいいかもしれませんね。それをあなたが使う勇気があるかどうかが別の問題ですけど。
サービスエリアは積極的に利用しましょう。お手洗いだけでなく、疲労の回復にもつながります。最近はお土産店や食堂、軽食もグレードアップしているので、それを目当てに行くのもいいかもしれません。
今回は、高速走行のテクニックではありませんでしたが、高速道路というのはある意味閉ざされた空間であり、特別な道路です。一般道路のようなつもりでいるといつか痛い目に合うことになります。少なくとも今回の2つについては知っておいて損はありません。梅雨も明けてドライブに出かける機会も多くなると思います。安全運転で楽しいドライブを!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
岐阜・愛知 運転初心者・ペーパードライバー出張講習 Reリーフ