若い男性からの依頼が意外と多い、２０代男性から、軽自動車⇒ワンボックスカーに慣れたいというご依頼をいただきました（羽島市）

当初想定していた以上に、男性からのペーパードライバー講習の依頼が多いことに少し驚いています。３割が男性です。

ただ、女性と違って、これまでのところペーパー歴が何十年もあるという人はいません。また、特徴というほどのことではありませんが、駐車の仕方とか、車線変更とか、大きな車に挑戦したいなどの特定のレッスンを希望される人の割合が多いような気がします。もちろん、普通に免許取得後ほとんど運転したことがないという人や、以前運転していたけどペーパー歴が長いという人が大半を占めています。

特定のレッスンを希望される場合は、運転の経験がそこそこある人たちで、目的もはっきりしているので、私としても難易度の低いお客様になります。

20代の男性からのご依頼です。

免許取得後3年近く軽自動車の運転をされていましたので、ペーパードライバーではありませんが、仕事でハイエースを運転することになり、大きな車に慣れるためということでご依頼いただきました。

レッスン車両はレンタカーをこちらで手配しました。ハイエースが手配できず、ほぼ同じ大きさのワンボックスカーで練習することになりました。

やはり初めての大きな車ということで、漠然とした恐怖感をお持ちでした。念のため簡易補助ブレーキを取り付けてのレッスンとなりましたが、私が助手席からそのブレーキを操作することはありませんでした。

最初は普通の広い道を走り、内輪差を含む車両感覚の違い、死角を含む運転席からの見え方の違いを知ってもらい、安全運転のアドバイスをしながら、重い車ならではのブレーキの利き具合、車線変更などを経験していただきました。

さすがに最初は緊張されていましたが、ほぼ毎日一般道を走っているだけのことはあって、すぐに慣れたようでした。次に、職場近くの狭い道にもトライしていただきました。さすがに軽自動車とは大きさが違うので、最初は少し不安のようでしたが、意外と見切りの良さがいいことも体感していただきました。

実は、今回レンタルしたワンボックスカーよりもハイエースのほうが運転席から先端までの距離が短く、しかも前面角にある凸面鏡のおかげで車の先端の見切りが良く、運転しやすいということもお話しさせていただきました。ちなみに、凸面鏡のないハイエースもありますが、お客様の会社の車両には付いていました。

最後に、ご要望の駐車の練習もしていただきました。クルマの大小に限らず、駐車そのものに少し苦手意識を持たれていました。

駐車の練習は、私のいつもと同じレッスン方法でやっていただきました。最初の一回だけは私が一切口出しをしないで自由に駐車していただきます。そしてその様子を観察させてもらいます。次に、私が用意した資料を使って基本を説明したあと、改めて実践練習に臨みます。ワンボックスカーなりのお尻の長さも心配されていたようですが、１時間ほどの練習で、ワンボックスカーでもきれいに駐車できるようになっていただきました。

今回は、大きな車に慣れることと駐車をマスターしたいとのことでしたが、初回の２時間でどちらも目的を達成されたようです。実際のところ、軽自動車しか経験のない人でも、日常的に運転している人ならワンボックスカーにはすぐに慣れると思います。もちろん、物理的に大きさや重さが違うので注意すべきことはあります。ただ、それ以上に必要なのは最初の一歩を踏み出す勇気かもしれませんね。

残念ながら、お客様からのメッセージはありませんでしたが、ペーパードライバーではない方からのご依頼ということで、今回特別に掲載させていただきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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