安全運転管理の大切さ

企業によっては、社員が仕事で車を運転しなければならないことがあります。顧客先に出向いて営業などを行う場合は、よほどの都会でない限り、営業マン自らがクルマを運転して行くことが多いと思います。

道路交通法によって、5台以上の社用車を保有する企業は、事業所ごとに安全運転管理者を置かなければなりません。安全運転管理者は1年に1度の研修を受けて、社内の安全運転管理を担うことになっています。

安全運転管理者は、各事業所の総務系のトップが担当することがほとんですが、主な業務内容としては、運転手の状況把握、車両管理、事故発生時の対応、安全運転指導などがあげられます。

これらの業務の本質は、決して運転手が事故を起こした後の対応ではなく、事故を未然に防ぐのが大きな目的となっています。

一旦事故が発生すれば、社員本人はもちろんのこと、社員になにかあれば企業にも影響を及ぼします。原因が安全運転管理者の怠慢となれば、企業がその責任も負うこともあります。企業は選任された安全運転管理者にしっかりと権限を委譲し、時に経営者はチェックする必要があります。

安全運転管理者がその業務を完璧に遂行したとしても、事故がゼロになるわけではありません。しかし、大きな事故になるところが、小さな規模で済む可能性が高くなります。あるいは、事故にならずに済むことだって考えられます。

特に、社員の少ない中小企業等では、安全運転管理も手薄になりがちで、一人の事故でも大きく会社の経営に影響する恐れもあります。安全運転管理者の選任が必須の5台以上所有の企業より、より小さな企業において安全運転管理は必要と言えるのではないでしょうか。

事故の企業責任が昔以上に問われるようになった現代の社会では、社員の安全運転をおろそかにすることはできません。安全運転管理は、経営の重要なリスク管理の一つと言ってもいいと思います。

決して難しいことではありません。ネット検索すれば実施内容やその手段なども出てきます。まだ、真剣に取り組んでいない企業は今すぐ取り組むことをお勧めします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

岐阜・愛知 運転初心者・ペーパードライバー出張講習 Reリーフ

Follow me!

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です