脱ペーパードライバー:ドライブレコーダーを付けよう
相手のある交通事故の場合、お互いが自分の正当性を主張しあい、その後の交渉が上手くいかないことがよくあります。
そんな時、ドライブレコーダーの記録があれば、より正確に、公平に事故の状況を判断できます。
安全運転管理者として、そんな状況を幾度か見てきました。必ずしもお互いが自分に都合のいいように嘘をついているというわけではないと思うのですが、とかく水掛け論になりがちです。
今でも、事故を起こしたときは、目撃者がいれば、あとから協力してもらえるように、連絡先を聞いておくということは有効ですが、負傷して動けなかったり、動揺してそれ自体失念してしまうこともあります。
そんなときでも、ドライブレコーダーがあれば、十分な判断・証拠材料となります。
そのほかにも、「あたり屋」がわざとぶつかってきてお金を請求するという話も時々聞く話です。こんな場合でも、その映像をもって警察に相談すれば、無実を証明することができます。
あたり屋は微妙な賠償金を求めてきます。面倒くさいからと言って、絶対にその場でのお金を支払って済まそうなどとしないでください。後々面倒なことに発展するかもしれません。
ドライブレコーダーも安くなりました。新車を買うならディーラーで最初から付けましょう。中古車ならカーショップで取り付けてもらいましょう。アマゾンなどで中国製の安いものを(1万円を切るものもあります)買って自分で取り付けることもできます。この場合、製品の耐久性などの問題があるかもしれませんが、ないよりはましです。ただ、いざという時に故障していたらと思うとちょっと不安ではあります。
理想を言えば、GPS機能付き、WiFi対応、後ろを映すカメラ付き、の機種がお勧めです。
GPSが付いていると、正確な時間や車両のスピードや位置までも一緒に記録され、証拠としてより有効となります。
WiFiが付いていると、ドライブレコーダーに記録されている映像をその場でスマホで確認することができます。こちらはあったほうがいいといった程度です。
後ろを映すカメラは、あなたがあおり運転されたときに、そのクルマの車種やナンバー、運転手の人相などを特定することができます。
一つ注意してほしいのは、機種やSDカードの容量によっては、記録データがすぐに満杯になり、それ以降記録されなくなることもあるので、製品の注意事項をよく読んで、必要ならこまめにフォーマットする(SDカードのデーターを空にする)ことを忘れないでください。また、SDカードは繰り返しの書き込みによって劣化します。1年に一回くらいはしっかりと録画できているか確認するのがいいかもしれません。せっかくドライブレコーダーを付けていても、いざという時録画されなくては意味がありませんからね。
そして、実際に事故にあった際には、忘れずにSDカードを本体から抜いて自分で保管します。必要とあれば、コピーしてパソコンなどに保存してきましょう。これで、万が一カードをなくしても大丈夫です。
もし、あなたの車にまだ付いていないのなら、多少の出費にはなりますが、万が一のためだけでなく安全運転のためにも強くお勧めします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
岐阜・愛知 運転初心者・ペーパードライバー出張講習 Reリーフ