ペーパー歴８年の女性よりご依頼をいただきました（岐阜市）

岐阜市にお住いの、２０代の女性の方でした。中国人の方ですが、免許は日本で取得され、その後運転の機会もなくペーパー歴８年になってしまったとのことでした。

私の言葉はよく理解されているようでしたが、スピーキングは日本人レベルとまではいかず、コミュニケーションにわずかではありますが問題を抱えながらのレッスンとなりました。

初日はいつものように、一通り車の操作方法などを覚えてもらった後、他の車両がほとんどないところで、走る、曲がる、止まるを何度も練習していただきました。少し基本に慣れた後、最後の30分ほどは比較的車の少ない一般道を走ってもらいました。

２日目は、最初から一般道を走ってもらいました。

最初のうちは、まっすぐ走ることや、制限速度近くまでスピードを出すことなどなど、思ったように走ることはできませんでした。少しずつなれてはきましたが、駐車の練習も要望されていましたので、走りの練習もそこそこに一般道から近くのスーパーの駐車場に車を移し、駐車の練習をしていただきました。

本来なら、駐車の練習は一般道路がそこそこ走れるようになってからすることが多いのですが、今回はお客様のご要望で駐車を先に練習していただくことにしました。駐車の練習は、車を手足のように操る練習にもなるので、決して早すぎるということはありません。

案の定、この練習が功を奏して、駐車場からの帰りの運転ではハンドルさばきがかなりスムーズになりました。

３日目は、これもご本人の希望で、高速道路走行の練習をしました。

この日はあいにく、お盆の始めということもあり、かなりの交通量の中での高速道路走行となりました。高速道路の合流はしっかりと加速する必要があるのですが、助手席から私がアクセルと踏むことはできません。一連の動作を十分に説明をさせていただいた後のレッスン開始となります。交通量の多い中、少し難易度の高い練習となりましたが、サービスエリアも含めて合計7回程度合流の練習ができました。

最終日は、最初に高速道路の走行を復習した後、交通量の多い広い道から車一台が通れるくらいの狭い道までの練習をしていただき、すべてのレッスンを終了しました。最後は１時間延長して、合計３時間のレッスンとなりました。

おとなしい感じの方でしたが、初日から質問もたくさんいただきました。４日間のレッスンはすべてお客様からのご依頼によるもので、私からの次回の勧誘は一切なかったことも付け加えておきます。

今後は、今回のレッスンを参考にして家族や会社の人に同乗してもらって、さらに練習を重ねていきますとのことでした。

最後に、ご本人からいただいたメッセージを掲載させていただきます。（原文ママ）

「お疲れ様でした。お世話になリました。〇〇と申します。とても親切に教えていただいてありがとうございます。久しぶりに運転しますが、石原さんのおかけで、緊張感を抑えて道路に運転してきました。〇／〇にもお願いいたします。」

「お疲れ様でした。いつも親切に教えて、情報※を共有していただきありがとうございます。お父さんが同乗車の場合はぜひ補助ブレーキのことをつけると思います。」

※簡易補助ブレーキにとても興味を示され、商品の情報を提供させていただきました

追記

この数か月後に、再レッスンをご依頼いただきました。

このレッスン記録の時からほとんど運転する機会がなく数か月が過ぎてしまい、運転を再開したいのでもう一度レッスンを受けたいとのことでした。お仕事がとても忙しく、お父様といっしょに運転する時間も取れなかったようです。

前回のレッスンの感覚がどの程度残っているのか正直不安でしたが、今回は最初から運転していただきました。本人も、特に躊躇されることなく運転席に移られました。

最初だけは、比較的交通量の少ない道路を走っていただきましたが、私の心配は良い意味で外れました。前回よりかなりリラックスされていました。まだ、左に寄っていく癖が少し残っていましたが、道路によっては前回以上に上達されていたように感じました。