脱ペーパードライバー:鉄は熱いうちに打て、初心者のうちに!
「リリーフ」は、主に運転経験の少ない人を対象にレッスンをしていますが、運転経験が長い人(熟練ドライバー)に運転のアドバイスをする難しさを実感します。事故やヒヤリハットの経験が少ない人はなおさらです。無理もないと思います。私個人としては、そのような経験豊富な人たちにレッスンしても効果は小さいと思っています。
私の少ない実体験ではありますが、具体的には、シートはもう少し前に出した方がいいとか、ここはスピードを落とした方がいいとか、もう少しゆっくり発進した方がいいというようなことがありましたが、理解はされても実行が伴わない、あるいはその時だけ実行するという印象を持ちました。そんなこともあって、できるだけ経験が少ないうちに安全運転を習慣にすることが大切なんだと実感しています。
自動車の運転はそもそも危険なものです。常に注意が必要です。たった2秒でさえ眼を閉じて運転することは怖くてできません。決してやってみようとは思わないでくださいね!
初心者は、そもそも運転が苦手で怖いと思う人が大半です。その気持ちがあるうちに安全運転を習慣にしてもらうのが一番だと思っています。もちろん、最初のうちは運転は怖いと思っていても、慣れてくるにしたがって危険な運転をする人も一定数いることも否定はできません。実はそういう人に安全運転をレッスンするのも難しいと思っています。
私たちが免許を取得した時代は、男性はクルマを所有し、運転が上手いことが女性にモテる一つの手段でもあり(実際は関係ありませんでしたが 笑)、クルマの所有・運転が熱狂できる対象の一つでした。
現在では、かなり様変わりしていて、クルマを所有していない若者は大勢いて、クルマ自体に興味がない人が多いようです。クルマはただ単に移動のための手段に過ぎないと考える人も少なくありません。もちろん相変わらず車に興味のある人も大勢います。
実感として、車に興味のない人のほうが比較的安全運転をしているように見えます。もちろん、危うい運転をする人も一定数います。逆に興味のある人の中にも安全運転を積極的に意識している人も少なからずいます。傍若無人の人も一定数いますが、それは少数派の様です。
興味のない人と興味のある人、どちらに対しても正しい安全運転が習慣化されたら事故はもっと減ることでしょう。すでに今の日本において事故が減っていることを考えると、すでにそうなってきているのかもしれません。ただ、運転する若者の人口が減少しているからだけかもしれませんけどね。
慣れからくる危険性をどう排除していけばよいかという問題については、やはり、初心者のうちに正しい安全運転を身に付けて習慣にしてもらうのが一番ではないかと思っています。安全運転を習慣にすることと運転そのものに慣れること、どちらも慣れることなら、「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、初心者のうちに、あるいはペーパードライバーの運転再開の時に正しい安全運転を身に付けるのが一番吸収もいいと思います。
そうして身につけた習慣は、クルマを自分で運転する限り一生ものの財産となることでしょう。慣れるまでは大変かもしれませんが、そういった意識で運転の練習を続けてみてください。頑張ってくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
岐阜・愛知 運転初心者・ペーパードライバー出張講習 Reリーフ