雨降りの運転の注意点②
①に引き続き、雨降りの運転に関する注意すべき点やコツをご紹介していきます。
歩行者への水はねに注意
道路わきの歩行者に水をかけないように注意が必要です。歩行者の横を通過するときは、スピードを落として道路わきの水たまりなどに注意しながら通過することが大切です。水をかけそうなら減速しなければなりません。
水をかけて逃走してしまったら法的な罰則を受けることもあります。もちろんクリーニング代だって支払う必要があります。水はねを甘く見ないでください。
他のクルマからの水はねに注意
特に斜め前を走るクルマからの水はねにより、自分のクルマのフロントガラスが水浸しになり、視界が一瞬遮られることがあります。そんな時はワイパーも効かないほどで、かなり怖い思いをします。
水はねは、斜め前の車だけではありません。後方から追い抜いて行った車や対向車の場合もあります。特に大型車の場合は水しぶきの量も多く注意が必要です。
防止策としてフロントガラスのコーティングをおすすめします。大量の水しぶきがかかっても、一瞬のうちに撥水し恐怖を感じないで済みます。
ただし、最近のクルマは衝突防止装置が装着されいて、撥水加工が衝突防止装置に影響を及ぼすことがあります。わからない場合はディーラーで確認してください。
バケツをひっくり返したような土砂降りのときもある
私も何度か経験があります。とんでもない土砂降りのときは、前が見えなくなるほどです。そんなときは躊躇なく徐行します。さらにひどいときは停止することもあります。後続車の追突も心配ですが、そんなときはできるだけ急ブレーキにならないように減速しなければなりません。 あなた自信が前のクルマに衝突することも考えられます。 とにかく前が見えない状況では徐行・停止するしかありません。
本当にすごい雨のときは、実際の場面ではどのクルマも徐行しています。少なくとも、あなたが前車に追突することだけは避けなければなりません。
ワイパーゴムには寿命がある
ワイパーゴムには寿命があります。古くなってくると、拭き取りのときビビリが生じます。ふき取りにムラがあることもあります。そんなときはワイパーの交換時期です。一般的には1年に一回の交換が理想とされています。
ワイパーのフレーム(スタンド)はそのままで、ワイパーゴムだけを交換するという方法もあり、こちらはその分割安になります。車種によって規格が違うのでカーショップに相談してみましょう。
フロントガラスのメンテナンスも必要
ワイパーが新しくても、フロントガラスに油膜が付いている場合、フロントガラスがギラついて、視界不良となることがあります。
特にワックスをかけているクルマは天井からワックスが流れて油膜が付きやすくなります。
そんなときは、市販の油膜取りなどで、油膜を取り除きましょう。少し手間はかかりますが、安全運転につながると思えば安いものです。
これもカーショップで有料でやってくれるところがあります。
繰り返しになりますが、油膜を処理した後は撥水コーティングをおすすめします。雨降りの視界が全然違います。
ハイスピードになるにつれて、フロントガラスに当たった雨が玉になって素早く流れ、ワイパーをかけなくてもいいほどです。
注)撥水コーティングに関しては、衝突防止装置と干渉することがあるので、衝突防止装置つきのクルマはディーラーに相談することをおすすめします。
以上、二回にわたって雨降りの運転の注意点をご紹介しました。雨降りならではの注意点は確かにありますが、それほど高度なことではありません。基本はスピードを落として、注意深く運転することです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
岐阜・愛知 運転初心者・ペーパードライバー出張講習 Reリーフ