雨降りの運転の注意点①
雨降りの日は視界も悪く、あたりも薄暗く、運転するのが億劫になります。クルマの乗り降りのときに濡れてしまったり、できれば避けたいのが雨降りの運転です。でも、運転しなければならないときもありますよね。
そんな雨降りの運転には、晴れの日とは違った注意すべき点いくつかあります。どんな点に注意したらいいのかを見て行きましょう。
制動距離がいつもより長くなる
水溜りにハンドルを取られる
ハイドロプレーニング現象に注意
視界が狭くなる
傘をさしている歩行者の視界も狭い
傘をさしていない歩行者は雨に濡れないように走る
夜間の雨降りのときは、ヘッドライトの点け忘れがある
夜間、道路が濡れるとライン(車線)が見えにくくなる
などなど、注意すべき転はいくつかあります。以上のポイントをいくつか補足します。
因みに、ハイドロプレーニング現象とは、水溜りの上をハイスピードで走ると、タイヤが水に浮いたような状態になり、ハンドルやブレーキも効かない状態になることを言います。
そんな状態になったら大変です。私にも経験がありますが、そのときはハンドルを握っている手の感覚からその状態を把握できます。正直かなり焦ります。状況によっては恐怖さえ感じます。
よほどのハイスピードでなければ起きにくい現象ではありますが、万が一起きた場合は、ハンドルを真っ直ぐにしたまま素早くアクセルを戻します。ブレーキは絶対にかけないでください。
スピードが落ちてくるとタイヤはグリップを取り戻します。この間ほんの数秒の出来事です。実際には数秒もないかもしれませんが長く感じます。焦らないでと言われても焦ります。でも対処法を知っていればいざという時に少しでも冷静になれます。
次に、視界が狭くなるのは、フロントガラスにおいてはワイパーがふき取る部分は良く見ますが、それ以外の端の部分や、ドアミラーや横・後部のウィンドウは雨の為に見えにくくなっています。また、あなたから見えにくいということは、ほかの車からもあなたのことが見えにくいということも忘れないでください。
いつも以上に、スピードを落として、目視を徹底することが大切です。
夜間の雨降りで道路が濡れると、周りの光が道路に反射して、意外と明るく感じることがあります。自分のクルマのヘッドライトがついていなくても気が付かないことがあります。
もし、ヘッドライトを付け忘れたら、周りのクルマがあなたの存在が分かりません。そんなことになったらとても危険です。
ヘッドライトが付いていることを確認するのはもちろんのこと、雨降りの日は薄暗くなる事も多く、積極的にヘッドライトを点灯しましょう。
また、夜間の雨降りは、やはり光の反射によって車線が見えにくくなることがあります。車線を見失わないように、周りの車の位置をよく確かめながら走行することも大切です。
歩行者にも気を配らなければなりません。傘をさしていて周りが良く見えていないこと。また、傘を差していない歩行者は、雨に濡れないようにと走る事もあります。いつも以上に、歩行者には注意が必要です。
雨降りの注意点は他にもあります。それにつきましては、あらためてご紹介します。「雨降りの運転②」はこちら
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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